金木犀

 

この時期の題材としてこれは外せないでしょう!

という個人的な熱い思い込みで本日は金木犀のお話です。

 

スタッフCは金木犀の香りが大好きです。

この時期は金木犀の香りに染まった空気をできるだけ体内に取り入れたくて深呼吸をよくします。

期間限定のアロマセラピーを堪能している心地です。

ただ、このアロマセラピーの方法だとこの時期に飛んでいる花粉も大量に吸い込むことになるので、わりと諸刃の剣のセラピーです。

金木犀の香りを楽しむためには花粉に負けるわけにはいきません。

金木犀大好きの気持ちを胸に秋のスタッフCは花粉にひるむことなく深呼吸しまくるのです。

 

そんなわけで先日イエリアンくんと助手と三人で金木犀の香り堪能隊を組んで出かけてきました。

 

秋の青い空と鮮やかなオレンジ色の金木犀の花と隊員のイエリアンくんと助手。

 

金木犀は日本三大香木のひとつです。

春の沈丁花、夏のくちなし、秋の金木犀が日本三大香木と言われています。

これに冬の蠟梅を入れると四大香木となるそうです。

 

 

この日撮影した金木犀は色鮮やかで香りも濃厚でした。

実はこの金木犀の花の色の成分は香りの成分を生み出す元となるそうで、花の色が濃いと香りも強くなるのだそうです。

 

 

金木犀の名前は鮮やかなオレンジ色を金色に例え、樹皮が動物の犀(サイ)の皮膚に似ていることから、それぞれの字を使用して名付けられたそうです。

ちなみに銀木犀は白い花を銀に例えられたのですね。

こちらも金木犀に比べると少し弱めですが良い香りがします。

 

金木犀は雌雄異株(しゆういしゅ)の木です。

雄と雌に分かれているんですね。

日本には雄株しかないと言われていますがどうなんでしょうね…。

江戸時代、中国から持ち込まれる際に香り高い雄株の方が優先されたらしいとか何とか。

増やし方は挿し木が出来るそうなので雄株のみでも増えていったのでしょう。

なかなか見ることはできませんが、雌株にできる実は楕円形で黄緑色から熟すと濃い紫色になるそうです。

他に雌雄異株というとキウイやイチョウも有名です。

 

それから、なんと金木犀のあの小さな花には薬効があるのだそうですよ!

胃炎や低血圧症、不眠症など。

金木犀の花のお酒やお茶などで、その恩恵に与れるそうです。

いつか金木犀のお酒やお茶を作ってみたいものです。

 

 

 

 

 

そして突然話は変わりますが。

この時期の花粉の原因だと思っていたセイタカアワダチソウ。

 

 

これが花粉の正体!と大騒ぎしようと写真まで撮ってみたのですが。

なんとこのセイタカアワダチソウ、花粉は飛ばさないそうなんですよ!

虫が花粉を運んでくれるタイプの植物なので、花粉はとくに飛ばないんだとか。

今まで犯人扱いしていました。

とんだ誤解だったね…。

ごめんよ、セイタカアワダチソウ…。

この時期に絶好調で花粉を飛ばしまくるのはブタクサとオオブタクサで、同じ時期に花をつけて同じように群生するので誤解されてしまったようです。

ブタクサ…それだけでも鼻がムズムズしそうな単語なのにオオがつくやつまでいるなんて…。

スタッフCの花粉との戦いはまだまだ続きそうです。

 

 

 

 

金木犀の香り堪能隊の最後の締めは道端で見つけたムラサキゴテンを。

 

 

写真だと色が薄めですが実際はもっと濃くて綺麗でした。

パープルハートという品種でしょうか。

この時期でしたらハロウィンガーデンとかでも大活躍しそうですね。

 

 

金木犀の香りを楽しめるのもあと少し。

たくさん吸い込んで癒されたいと思います。

 

 

花粉には負けん。

 

 

 

 

スタッフC&イエリアン&助手

 

 

 

 

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